デザイン教育で思うこと

エラーを楽しめる出口を
2020-12-03

創作のことを、守破離で教えると、実は多くの人が守で疲れ果てたり、守のステージから怖くて離れられないという現象になるのではないだろうか?とか仮に想像してみる。 破に繋がりやすい、守のインストール方法ってある気がしてる。 セキュリティがあえて甘めの守。 ただ甘めなだけじゃ、ザルなので、ツボを押さえたパスワード設定。 ここの...

混沌に留まることの意味
2020-11-26

「Howを行ってる時は行為に没頭してて詳細を覚えてなくて、Whatは体験のインパクトが強く、当てはまる言葉が無く、Whyは大き過ぎて割り切れない答えを今も考えてる人」 それは一見、言語化できてない未熟な状態と言えるかもだけど、創作するという意味では、とても豊かな状態のような気もしてる。 未言語化のフェーズの製作者と出会...

オンライン授業とn:nの想定外の学びの時間
2020-05-30

多摩美の授業開始から2週間経った。 オンライン授業のいいところと弱いところを忘備録的にメモしてみる。 オンライン授業のいいところ ■Slackで出席 出席取るときに、好きな音楽、漫画、もし旅をするなら。いろいろな質問をして、その回答を出席とする。ただの返事やカードリーダーの記録よりも学生の個性がわかる時間になって出席が...

アイディアが生まれる場所について
2019-10-19

美大の講師をして1年半。様々なアイディアが生まれる現場に立ち会う。多くが素晴らしいアイディアだが、稀に人権に関わるような際どいアイディアに出会うこともある。その時は、明らかにアウトでも、「ダメだからダメ!これは炎上します!」と、いきなり否定はしないように心がけている。 (毎回、試行錯誤。超難しい...。 これでいいのか...

10才の松ぼっくりビジネス
2019-01-14

私が人生で初めてトライしたビジネスは、小学校4年か5年の時に、海に落ちてる松ぼっくりを拾って、銀のスプレーで塗って、ビーズをつけて、クリスマスツリークリスマスツリーにして、実家の店先でひとつ200円で売ってたこと。なんでもないものに付加価値を付けてお金と交換してもらう感覚を学べた気がする。 売り場の場所代や、たまに売り...

UXのX( experience )を感じる力について
2018-11-22

グラフィックデザイナーが、良いグラフィックを沢山見た方が良いのと同じに、UXデザイナーも、良いUXを沢山体験した方がよいのだろうな。と思うけど、良いUXは本にもなってないし、博物館も、データベースも無いので、自分で収集するしかない。それが難しく面白いところなのかもしれない。 「良いUX」っていうと、なぜか「良いプロダク...